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・・・　令和６（２０２４）年度　自己評価・学校関係者評価報告　・・・

令 和７年３月１９日 認定こども園ゆりかご幼稚園 園長 三吉圭子

今年度も教育の質及び幼稚園運営の改善と向上のために、「学校評価」を実施いたしました。保護者の皆様にご協力いただきました「令和6年度認定こども園ゆりかご幼稚園の教育及び運営に関する保護者アンケート」の結果を基に、教職員全員で幼児教育の質や園運営について、反省や課題を確認したところです。また、学校関係者評価委員の方々からご意見をいただき、その結果を以下の通りまとめました。 　皆様にいただきましたご意見・アドバイスを踏まえ、これからも幼児一人一人の健やかな成長のために、教育の充実と質の向上、より良い運営に努めて参りたいと思っております。尚、保護者の皆様からご協力いただいた「アンケート」の集計結果についても、お渡しいたしますのでご覧ください。アンケートのご協力、ありがとうございました。

１．本園の教育目標

園　訓　　「しずかなこころ」 教育目標「生きる力の基礎を育み、心豊かなたくましい子どもを育てる」 ＜めざす幼児像＞ �@明るく元気な子ども �A思いやりのある子ども �B生き生きと表現する子ども �Cよく考え工夫する子ども �D感謝の心を持つことができる子ども

２．今年度学校評価の重点として取り組んできた目標・計画

本園は教育理念・目標を基にカリキュラムを作成し、日々保育にあたっております。 その中で学校評価に取り組むにあたり、今年度は次の三つをポイントにして、教職員が環境・活動内容・指導の方法など研修・研究を進め教育内容の向上に努めて参りました。 〇 周りの環境に主体的にかかわり、試行錯誤しながら思いを実現したり、満足感を得ら れるための環境や援助の方法について研究を深める。 〇 情報発信の方法や内容について保護者のわかりやすさに努めると共に、園児の育ちを 保護者と共有して信頼関係を深め子育て支援に努める。 〇 教職員の連携を密に教育・保育の質向上を目指しながら業務改善を図る。

３．具体的な取り組みについて

評価　A:十分に成果があった　Ｂ:成果があった　Ｃ:少し成果があった　Ｄ:成果がなかった

番号	評価項目	評価	取り組み状況
１	遊びや活動に意欲的に取り組み、学びの芽を育むための環境や援助のあり方について	Ｂ	�@ 遊びの中で幼児が発する言葉等からイメージを読み取り、幼児がやりたいことを実現し、満足感が得られるような環境の構成や援助に努めた。 �A 保育ドキュメンテーションを作成・掲示することにより、遊びの道筋や活動に取り組む子どもたちの姿について保育教諭同士が理解共有し、互いのスキルアップと保育の質向上につなげてきた。 �B 町内小中学校の「公開研究授業」に参加し、学習について学びを深めることができた。本園では５歳児の「協働的な学び」についての実践を参観していただき、多くの示唆をいただき、学ぶことができた。
２	保護者の信頼と連携を深める情報発信の方法について	Ｂ	�@ 行事等にかかる準備等について、保護者が理解しやすいお知らせの方法や手紙となるよう努めてきた。 �A 一人一人の成長について、個人面談や日頃の連絡帳・電話などを通して伝え、保護者と連携共有を心がけてきた。 また、保護者同士の子育ての悩みを共有したりその後の意欲に繋がるようグループトークの機会を持った。 �B 遊びの中で得られる「学び」について、ドキュメンテーションを掲示して保護者にも発信してきた。
３	教職員の連携を大切にして業務の効率化を図り、やりがいや楽しさを感じながら働ける職場について	Ｂ	�@ 教育・保育の質を保ちながら、業務を効率よく進める方法を模索してきた。 ＜行事や職員会議の持ち方等＞ �A 行事の年間計画を見直し、「幼児に経験させたいこと」を教職員の中で改めて理解共有してその持ち方や内容について改善して実施した。変更にあたっては、保護者の皆様の理解を得られるよう意図等をお伝えしてきた。

４．総合的な評価結果

評価　A:十分に成果があった　Ｂ:成果があった　Ｃ:少し成果があった　Ｄ:成果がなかった

評価	理　由
B	評価項目それぞれについて成果が認められ、教育・保育の充実につながっている。 今後も検討・改善が必要な項目については継続して取り組みを進め、明らかになった課題については、今後改善に努め、運営や教育・保育内容の質向上を目指していきたい。

５．今後取り組む課題

番号	課　　題	理　　　由
１	子ども達の主体性を育み、自分で考え行動する力を育む環境や援助のあり方について	○ 自ら環境にかかわり、友だちとかかわり試行錯誤しながら遊 びを深めるための環境構成や、一人ひとりに合わせた援助の方法を探る。 ○ 異年齢児との育ちあいを大切にしながら、主体的に行動しようとする気持ちや思いやりの心を育む。 ○ 町内の幼保小の研究授業に参加し、保育の質向上に努める。
２	保護者の信頼と連携を深めながら、子育てを支援する情報発信等の方法について	○ 行事や保育の準備、その他の連絡について、保護者の皆様がわかりやすい方法や内容をご提示できるよう努める。 ○ 一人一人について連絡帳や電話等で成長を伝えると共に、保育参加の機会や保護者同士が語り合う機会を設定し、成長の喜びや悩みを共有し、子育て力の向上につなげる。 ○ 子どもが健やかに育つために大切なことについて、保護者が集まる機会に伝えたり、お手紙により情報を発信していく。
３	保育の質向上を目指しながら、業務の効率化を図り、やりがいや楽しさを感じながら働ける職場づくりについて	○ 月案・週日案の作成にICTを取り入れ、業務の効率化と保育内容の共有により保育の質向上を目指す。 ○ 教職員同士の連携を深め、互いの思いやりを大切にしながら協力し合って効率よく業務を進める。また、ワークライフバランスを考えながら、やりがいや幸せを感じて働ける職場を 目指す。

６．学校関係者評価委員会の評価

・	山辺町は幼保小の連携が充実している。昨年度より実施している町内の幼保小中学校の「保育・ 授業参観研究会」の機会は、教諭同士がお互いに学び合う大切な機会である。子どもに寄り添い子どもの気持ちを大切に活動を進める幼稚園の姿勢を、小学校の多くの先生方に参観して もらい、生かしていってほしい。
・	中学生の不登校が増加し、全国的に大きな問題となっている。また、その影響が小学校へと降りてきている。中学校は部活動・受験の対応、友だち関係などで悩む生徒が多い。小さい頃からの家庭のかかわり（共感・理解等）が、「人とのかかわり方」に大きく関わっている。
・	幼稚園では、個性の違う子どもたち一人ひとりを大切に子どもらしく育ててもらっている。 幼稚園・児童クラブの子どもたちは次代を担う大切な人材である。子どもたちをしっかり守っていくために、山辺町の大人が協力していく責任がある。
・	各企業で働き方改革が進められている。ワークライフバランスが大切である。
・	ゆりかご幼稚園に長く関わってきたが、先生は変わっているのに20年くらい前から、いつ伺っても、どの先生でもいつも笑顔で気持ちがいい。
・	行事の平日開催で、先生方の負担が大きくなっていないか？できる限り充実した週末を過ごして、元気に出勤してほしいと思う。

学校関係者の皆様には、お忙しい中ご参加いただき、たくさんのご示唆と温かい励ましの言葉をいただきました。今後共子どもたちの健やかな育ちのために教職員一同努力して参ります。

本当にありがとうございました。

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